今日もお疲れさま、わたし。お腹をペコペコに空かせて、帰ってきたのは京王線の下高井戸駅。新宿から5駅、渋谷からもおよそ20分という便利さに惹かれ、暮らしはじめて2年が経つ。いい仕事ができた日、落ち込んでいる日、色んなわたしを知っているこの街は、大きなおおきな家みたい。

ホームに降り立つと、どこからかおいしそうなにおい。グゥとお腹が鳴った。今日はまっすぐ帰らずに、どこかに寄っていこうかな。いつもみたいに部屋でテレビを見ながら食べるのもいいけど、そればっかりじゃもったいない。

探しにいこう。賑やかな商店街に、ちょっとひっそりとした裏路地に。毎日の暮らしの中に、当たり前にある場所。この街のどこかにある「食卓」が、わたしの帰りを待っている。

写真:川瀬一絵 編集:菊地飛鳥 企画構成:haletto編集部

これまでのうわさ