「自分らしいキャリア」を真剣に考える Woman's Career Meeting Report 第3回「現役の女性管理職が語る ~私が管理職になった理由」

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Woman Career主催の「Woman's Career Meeting」は、各界で活躍する講師を招き、女性が「自分らしいキャリア」を真剣に考えるきっかけ作りを目指す女性向けイベントです。 第3回は3月19日(水)に東京・丸の内で開催され、「私が管理職になった理由」と題して、日本を代表する企業の女性管理職5名によるトークショーが繰り広げられました。管理職を打診された時の迷いや昇進を決めた理由、管理職として働くことの魅力と苦労など、トークテーマは多彩。キャリアカウンセラーの藤井佐和子さんを進行役として、5名の本音トークと力強いメッセージが交わされたイベントの模様を、Woman Career編集部がレポートします。 キャリアカウンセリングをしていて、女性から多く寄せられる相談の一つが、管理職への昇進に関するものです。「私に務まるか自信がない」「ロールモデルがいないので不安」といった声や、逆に「管理職として活躍したいけれど、どうキャリアを積めばいいのか分からない」といった相談も。そこでまずは、みなさんが管理職に就かれた経緯と、その時の率直な気持ちを教えてください。 榎本大学卒業後に入社した佐川急便は、運送業という性質上、男性が圧倒的に多い職場でした。現在はグループの親会社であるSGホールディングスに在籍し、女性も少なくはない環境ですが、それでも管理職の話をいただいた時は、「私でいいのだろうか」というのが正直な心境。 責任が伴う職務への不安もありました。引き受けることを決めたのは、入社以来、「男性社会」の色合いが濃い中でも、私自身の意見を尊重してもらえる環境で仕事に力を注いで来られた実感があったからです。加えて、入社10年の節目に新たな気持ちでスタートしたいという思いから、挑戦を選びました。 東三越伊勢丹ホールディングスの人事部労務部門で、部長クラスに当たるシニアマネジャーを務めています。もともと百貨店業界は女性社員の割合が高く、管理職として活躍する女性も珍しくありません。ただ、部長クラスとなると女性比率は5%ほどで、私のように子育てをしながら務めるケースは非常に少ないのが現状です。ロールモデルがいないことに不安はありましたが、「あなた流のマネジメントスタイルを確立すればいい」という上司 や仲間の言葉に背中を押されました。これまで二度の産休・育休を取り、周りにサポートされながら仕事を続けてきたので、何らかの形で恩返しがしたいという気持ちもありましたね。 イオンのグループ会社で、ラグジュアリー化粧品のセレクトショップを展開する「コスメーム」の代表取締役社長を務めています。キャリアを振り返って幸運だと思うのは、大学卒業後に就職した西友で、一番初めに配属された秘書課の課長が女性だったことです。仕事において大切な基礎を叩き込まれたと同時に、そこに性別は関係ないのだと学びました。課長から教わった「周囲から信頼を得てはじめて仕事ができること」「急な欠勤で迷惑をかけないこと」は今も胸に刻まれていて、おかげで社会人になって27年間、皆勤です(笑)。転職後、イオンフォレストで社長秘書を務め、トップの采配を間近で見る機会を持ったことが、管理職や、その先の経営に関わる立場に挑戦したいという思いにつながりました。

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