週末読みたい本「自分でつくるセーフティネット」

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こんにちは、なかじです。この時季、フェスも花火もビアガーデンも非常に魅力的ですが暑い日はクーラーの効いた部屋でのんびり読書が至高。というわけで今回は、日曜の昼下がりに涼しい部屋でじっくり読書に没頭したい方へオススメの本をご紹介します。今週のリコメンドは「自分でつくるセーフティネット」先日出版した箱庭本の帯を書いてくださった作家&ジャーナリスト 佐々木俊尚さんの最新著書です。先週末、青山ブックセンターのレジ前でババーン!と並んでいるのを見て早速買って読ませていただきました。セーフティネットとは、直訳すると"安全網"のことです。ネットの発達や雇用形態の変化によって大きく変わってきた社会。そんな中で、これからの時代をどうサバイブしていくべきか?ということにフォーカスしている1冊です。それでは、なかじが特に印象に残った箇所を一部ご紹介しますん!Facebookは「信頼」の証明書1ヶ月ほど前に知人と飲んでいた時「Facebookでリア充自慢してる人どう思う?」と聞かれエリカ様ばりに「...別に」としか返せなかった私なのですが世の中にはこの"リア充自慢"感に嫌悪感を抱く人が少なからず存在します。本書ではそのことにも触れていて『Facebook=リア充自慢したい人とそれを嫌う人同士のサービスと定義づけるのはちょっと寂しすぎるよね』という前置きのもとFacebookの"本当の意味"として下の2つを挙げています。--------------------------------------------------------①人間関係を気軽に維持していくための道具②自分という人間の信頼を保証してくれる道具--------------------------------------------------------すごくわかりやすい。①は、実感している人が多いんじゃないでしょうか。家族や恋人ならしょっちゅう連絡を取るけれど地元の旧友のように頻繁に連絡を取らない人とは連絡を取らなければ疎遠になってしまいがちですよね。でもFacebookで繋がっていれば、その人の暮らしや考え方が見えるし久しぶりに会った時も「今○○に住んでるんだ?」と会話にも困らない。コメントせずとも、"いいね!"ボタンを押すだけで「あなたのこと見てるよ」「その意見に賛同するよ」という見えないコミュニケーション機能も備えてる。すごいね。②は、個人的に①以上に大事なポイントだなと感じました。プライベートはもちろんビジネスにおいてもこの「SNS=信頼の保証書」というのがキーになるからです。Googleで名前を検索すれば簡単に個人のSNSが特定できてしまう今。内定をもらった学生がSNSで素行の悪さがバレて内定取り消しになったりコンビニでアルバイトの子がアイスの陳列棚に入った写真がtwitterで出回って大騒ぎなんてことが、ここ数年いくつかありましたよね。採用でSNSを積極的に活用する企業も増えてきています。Facebookは信頼の証明書であり名刺のようなもの。「悪」は見えちゃうし、逆に言うと「善」も見える。ストックされた過去の投稿内容はもちろん、交友関係からもその人の考えやライフスタイルがわかっちゃう。嘘がつけない。嘘がつけないから、人間力が試されるんですね。SNSでいつも悪口や批判ばかりしている人と誰だって仲良くなりたいなんて思わないですもんね。逆にポジティブな意見やおもしろい情報を発信している人の周りには「仲良くなりたい!」と自然に人が集まってくるでしょう。余談ですが...以前、採用面接時に「SNSやブログはやってますか?」と数人に聞いたところ「昔はやってたけど、今は全部削除しました」と答えた方がいました。公に知られたらマズいことでもあるのかな?と思っちゃいますよね。悪いことをしていないなら、堂々としていればいいだけの話。そういう人と一緒に仕事したいとは思えないし逆に堂々としている人は、信頼できると思います。"ゆる~いつながり"がピンチを救う3章では、これからの人間関係において"弱いつながり"がカギを握っているということが書かれています。※つながりが強い&弱いというのは例えばこういうこと。強いつながり→家族や親戚、懇意にしている会社の同僚など弱いつながり→ネットで出会った人や名刺を一度交換した人などその中で「ウィークタイズ理論」が紹介されているのですがこれは『例えば誰かが転職したり独立しようとした時そういうのに役立つ情報は弱いつながりから流れてくることが多い』という理論で、社会学的にもちゃんと実証されているのだそう。意外や意外。強いつながりのほうが、色んな情報を探してくれそうだし弱いつながりの人が親切に教えてくれるのか?と思いますよね。本の中では、これを裏付けるための2つの理由が挙げられています。●人は「人に教えてあげたい生き物」●共通点が少ないほど、知らない情報を共有できる「教えてほしい人」と「教えてあげたい人」の存在をうまく機能させている例として「Yahoo!知恵袋」が挙げられます。確かにそう考えると合点がいきますね。そして2つ目も納得!--------------------------------------------------弱いつながりのほうが、ずっと新鮮な情報が流れやすい。そりゃそうです、だって弱いつながりってことは相手と自分の共通点が少ないってことだから、自分の知らない情報を相手が持ってる可能性はとても大きい。--------------------------------------------------箱庭でも今年から外部キュレーターさんを交えたIDEA CAMPというミーティングを行っているのですが自分たちが知らない情報や斬新な切り口があったりで気付きや発見をもらうこともしばしば。(キュレーターさんに教えてもらったお店に行ってそこがお気に入りになることもあります)困った時やピンチな時、色んな情報を知りたい時"ゆる~いつながり"がとっておきの情報をもたらしてくれるかも。「見知らぬ人」を信頼してみようAirbnbなどのシェアサービス、すごく増えてますよね。ご存知の方も多いかと思いますが、ちなみにAirbnbは自分の家を宿泊先としてシェアするというサービスです。「見知らぬ赤の他人の家に泊まるなんて...」とひと昔前であれば、そういう不安もあったでしょう。でも今は利用者の情報はすべてFacebookで事前にわかるようになっているんですね。よりディープな旅ができたり、格安旅行を楽しめたり"見える"ことで色んな可能性が広がります。どうせならそのメリットを上手に活用したほうが楽しいし、"おいしい"ですよね。こうした見知らぬ人とのゆる~いつながりは現代を生きる私たちにとって様々なメリットをもたらしてくれます。ネットで知り合った人と友達になったり、仕事の取引をしたり、シェアハウスで同居したり欲しかった情報がふとしたところから舞い込んできたり。もし明日会社をクビになったとしても誰かが転職に役立つ情報をくれるかもしれないしいい就職先を紹介してくれるかもしれません。(私がクビになったら、誰か助けてくれるかな...)本書では、この"ゆる~いつながり"を大事にすることがこれからの生存戦略の一つだということが書かれています。詳しくは、実際に本を読んでみてください♪ 自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~ ※佐々木さんに帯を書いてもらいました^^↓↓↓ かんたんなのに、ほとんどの人がやっていないお店にファンをつくるウェブ発信の新ルール (ノンフィクション単行本)

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