庄内にある「レストラン ニコ」の地産地消フレンチでニッコリと

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食材の宝庫「庄内」。「Resutaurant Nico(レストラン ニコ)」の若きオーナーシェフが、ふるさと庄内の食材を生かして腕を振るう繊細で大胆な一皿に、今日も遠方から足を運ぶグルメが後をたちません。 JR酒田駅から徒歩8分の場所に一軒家レストラン「Restaurant Nico」はあります。 山形県庄内地方の滋味あふれる食材は、港町・酒田の進取の気性に富んだ料理人の手により「酒田フレンチ」と呼ばれる独自の食文化を育みました。 「Restaurant Nico」はオーナーシェフの太田舟二さんが、酒田オリジナルフレンチの伝統を受け継ぎながら、2008年にオープンしたお店です。太田シェフは、3代に渡るフレンチの料理人の家に育ち、料理人を志したのは、育った環境からごく自然なことだったそう。 フランスに渡り、調理学校や三ッ星レストランでの修行を経て、ふるさとに戻って改めて強く感じたことは、多彩で新鮮な庄内の食材の圧倒的な魅力でした。「風土に根差し、食材の魅力を最大に生かす料理でお客様を喜ばせたい」という思いが結実したのがこのお店です。 店名のNicoは、食べた人がみんなニコニコするように、と名付けられたそう。極上のフレンチがカジュアルに楽しめる雰囲気もうれしいところです。 「Nico」には専用の自家農園はありません。その代わりに、農家や直売所など地元庄内の生産者さんたちとのコミュニケーションを大切にしています。いわば、庄内全体が「Nico」の畑、という発想。料理の素材は、シェフ自らが直売所や市場に足を運んでその日に使うものを毎日仕入れています。農家の人たちが丹精した野菜はもちろん、使う食材は、肉も魚介もハーブ類もほぼすべてが庄内産です。たとえば調味料も、酒田の焼き塩をアクセントにひとつまみ、という徹底ぶり。魚もその日市場に揚がったものを選びます。 つまりは、メニューに合わせた仕入れではなく、まずは「食材ありき」。シェフの仕事は「この食材をどのようにおいしく料理しよう」と考えることから始まるそうです。 庄内の美味を余すところなく盛り付けた一皿は、今日このときだけのこの上ないぜいたくな味わいです。 庄内には、この土地ならではの伝統野菜が多彩に揃っています。これらの個性的な素材を生かしたオリジナリティあふれるフレンチも、この店ならではの魅力です。 たとえば、甘みのある赤葱や独特の歯ごたえのずいきいも、食用ほおずき、それぞれどんな料理になって出てくるのか、テーブルに並ぶのが楽しみです。もちろん、伝統野菜だけでなく、庄内浜沖のクロダイや旨みのある肉質の庄内豚、庄内柿やメロンなどの果物も含めて、庄内のポテンシャルはそれこそ無尽蔵。 旬の地場の素材を駆使し、皿の上で完成した料理は、アートを思わせるような繊細な盛り付けで色彩も鮮やか。フランス料理伝統のコクと深みのあるソースと、力強い味わいの素材があいまって、新しい食の可能性を広げています。 料理はオーダーを受けてから作り始めるので、出来上がりを待ちながら会話を楽しんだり、ゆったりした時間を過ごしましょう。 開放感あふれる明るい店内は、格式ばらずに食事を楽しめるカジュアルな空間です。伝統の酒田フレンチに新しい風を吹き込む「Restaurannt Nico」。庄内の美味とフレンチの技の至福の出会いを味わいに、ぜひ出かけてみて。

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