原因はなんと「カビ」? 背中ニキビの撃退方法とは

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タンクトップやキャミソール、水着など、暑くなるにつれ肌の露出量も増えてくる時期。そこで気になってくるのが「背中のニキビ」。自分では見えないけれど、周りからは意外と見られているかも……。この厄介な背中のニキビ、一体どうしてできるの? 効果的な対処方法って? 都内大学病院勤務の皮膚科専門医に話を聞いてみた。「夏は皮脂の分泌量が増えるため、ニキビができやすい季節です。皮脂が増えると、同時に皮脂を分解する菌も増殖。菌による皮脂の分解物が毛穴の炎症を引き起こす原因となり、ニキビを作り出してしまうというわけです」しかし、背中ニキビの場合、顔などにできるニキビとは別の菌が原因となっている場合があるという。「顔のニキビは、主にアクネ菌が原因となっていることが多いですが、背中の場合『マラセチア』というカビの一種が炎症を引き起こしているケースもあります。この症状は、ニキビとは区別して『マラセチア毛包炎』と呼ばれます。背中に赤いポツポツした発疹が現れるもので、一見するとニキビとの区別はつきにくいですね」このマラセチアは、誰しもが持っている常在菌。主に背中や頭皮など、皮脂の分泌が多い部分の毛穴に潜んでいるという。皮脂の過剰な分泌や、ホルモンバランスが崩れることにより、必要以上に増殖して炎症を引き起こすのだ。では具体的にどんな対策をとればいいのだろう?「基本的なケアは通常のニキビと同様、野菜中心の低脂肪な食生活を心がけ、できるだけ規則正しい生活を送ること。また、肌を清潔に保つことが重要ですので、汗をかいたら、できるだけすぐ洗い流すのが理想的です。もし発疹ができてしまったら、「抗真菌」成分配合のリキッドソープ、または泡石鹸の使用をオススメします。手または刺激の少ない柔らかいガーゼを使って、優しく洗うようにしてください。また髪の長い方は、できるだけまとめるなどして、背中の皮膚を刺激しないことも予防のひとつです」このほか、「部屋の湿度を50パーセント前後に保つ」「寝具を常に清潔に保つ」なども有効だそう。しかし症状を悪化させてしまうと、アクネ菌によるニキビなのか、マラセチア毛包炎なのか、専門家でも見極めることが困難な場合があるため、正しい治療のためにもできるだけ早く皮膚科の受診を受けることが一番だ。ご紹介したこれらの予防、対策法を参考にして、今年の夏はスベスベの背中で薄着を楽しんでもらいたい。(波多野友子+ノオト)

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