「羽黒山」で参拝する、出羽三山の“秘中の秘”とされた蜂子皇子御尊像

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東北のパワースポット出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の開祖?蜂子皇子(はちこのおうじ)の木像が初めて一般公開(~2014年9月30日まで)されていると聞き、「羽黒山」へ。2446段の石段を登り、御尊像のお姿を拝観し、身も心もすっきり洗われた気持ちになりました。 蜂子皇子御尊像が祀られている蜂子神社は、羽黒山山頂にあります。山頂までは車でも行けますが、羽黒センターバス停を降りてすぐの随神門から、2446段の石段を登って行くことをおすすめします。 参道には、国宝・羽黒山五重塔や滝、縁結びの社などパワースポットがたくさんあり、参道を覆う樹齢300~600年の杉並木も神秘的な雰囲気を漂わせます。途中には一の坂、二の坂、三の坂と呼ばれるかなりきつい勾配がありますが、それもまた修験道の聖地ならでは。大自然の中に神々の気配を感じ、石段を一段一段登るごとに清々しい気持ちになります。時にはキツツキが木をコンコンと叩く音が聞こえてきたり、テンの姿を見かけることも。 古くから修験の山として知られる出羽三山が開山されたのは今から1400年前。蘇我氏に暗殺された第32代崇峻天皇の御子である蜂子皇子が、身の危険を感じ機内をはなれ、舟で北上し、出羽国由良の浦に辿り着きました。その地で黒い三本足の鳥に羽黒山へと導かれ修行を積まれさとりをひらかれ、三山を開山したと伝わっています。 開祖である蜂子皇子御尊像は、江戸時代までは扉が開かれ参拝されておりましたが、明治の神仏分離?廃仏毀釈により蜂子神社の奥のさらに奥に仕舞われ、長い間、御扉が閉められ祭られていました。今回の御尊像の公開は、羽黒山の12年に一度の羽黒山午歳御縁年にあたること、東日本大震災で被災した人々の心の安寧を願いたいという思いから特別に実現したものです。 一説には蜂子皇子は、口は耳の根元まで裂け、鼻は一寸も下にたれさがり、顔の長さは一尺もある異様な御姿であったと言われますが、これは人々のあらゆる苦悩を一身に引き受けたためと伝えられています。 蜂子神社前で神主さんにお祓いを受けたら、いよいよ御尊像を参拝。さとりを開いた蜂子皇子御尊像は、伝え聞いていた苦悩に満ちた表情とは違い、凛と美しい御顔でした。 今年の夏は、今後公開されることがないとも言われている貴重な蜂子皇子御尊像を参拝しに、羽黒山を訪れてみませんか? 

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