米国ティーンエージャーの動向が示唆するFacebookの次なるサービスとは

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11月の初め、Facebook社のCFOデービッド・エバースマンが、巨大SNSで確認されるある傾向を発表しました。それは、Facebookを利用するアクティブなティーンエージャーが減少傾向にあるというものです。「アクティブ」というのは、毎日サイトに訪れるデイリーユーザーのことを指しています。つまり、日常的にFacebookをチェックする子どもたちが減っているのです。 実際、世界で30カ国を対象に行われたGlobalWebIndexの調査もそれを裏付けています。調査によると、Facebookをアクティブに活用するティーンエージャーの数が、2013年第一四半期の76%から56%にまで減少しているそうです。では、これらの子どもたちはFacebookからどこに移っているのでしょうか。その一つが、以前にも取り上げた友達にシェアした写真が自動消滅する「Snapchat」。また、中国のモバイルチャットアプリ「WeChat」も爆発的にヒットしており、16歳から19歳のアクティブユーザー率が1,021%も上昇していることが見て取れます。 他にも、動画共有アプリの「Vine」や、おしゃれな写真共有アプリ「Instagram」(2012年9月にFacebook社が買収)などが並んでいます。これらに共通していえることは、その大半がモバイルアプリケーションであること。また日常的に使うアプリケーションですので、コミュニケーションをサポートするものが目立ちます。 もう一つ、ティーンエージャー世代に見られるのが「Selfies(セルフィーズ)」と呼ばれる自撮りブーム。このSelfieという言葉は、オクスフォード英語辞典で「Word of the Year」、今年の流行語大賞を獲得するほど。過去1年間で、なんと言葉の利用頻度が17,000%伸びたというから驚きます。Selfieの辞書による定義は、以下の通りです。日本と変わらず、若者のトレンドはどこの国でも言葉に表れるようです。 "a photograph that one has taken of oneself, typically one taken with a smartphone or webcam and uploaded to a social media website" 自分で自分を写した写真、特にスマートフォンやウェブカメラなどで撮られ、ソーシャルメディアに投稿されるもの ティーンエージャーに人気なサービスには、ほかにも「Reddit」、「Wanelo」、「Pheed」などがあります。Redditは日本でいう「はてなブックマーク」のようなもので、ユーザーが投稿したリンクの注目度をほかのユーザーが決める仕組み。Waneloは2010年にリリースされたモバイルコマースアプリで、ユーザー数は1,000万人。コアユーザーはファッション好きの若い女性だといいます。今年頭にリリースされたのが、テキスト、写真、動画、音声などあらゆるメディアコンテンツを共有できる「Pheed」で、「Vine」や「Tumblr」に並んで高校生に支持されています。 Pheedのコアユーザーであるティーンエージャーに関しては、ビデオではなく音声録音の機能が人気のようです。自分を文字で表現し、そのテキストを共有することが当たり前だった時代から、現代のデジタルネイティブ世代は音声や動画を、写真を撮るのと同じように録ります。早過ぎても遅過ぎてもうまくいかないといわれるサービスづくり。時代の半歩先のヒントが、ティーンエージャーの動向に隠されているのかもしれません。

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