父親と仕事について語り合うと良い影響がある!? 働く女性が「お父さんから受けた仕事のアドバイス」

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普段、母親とはよく話をするのに、父親に相談事をしたり、じっくり話をする機会はあまりない、という女性は多いのではないでしょうか? 働く女性268人に「社会人になってから、自分の父親と語り合ったことがありますか?」と聞いてみたところ、「ある」と答えた人は半数以下。日々のたわいもない話はするものの、改まって語り合う機会は少ないのかもしれません。 語り合ったことがない人からしてみると、一体何を話しているのかが気になるところですが、「ある」と答えた人にその内容を聞いてみると、およそ半数の人が「仕事について」話をしていることが分かりました。そして注目すべきは、話をしたことによる父親への印象の変化。「父親はやっぱりすごい!」(25歳/一般事務)、「人生経験が豊富で参考になったし、尊敬した」(31歳/事務・企画関連職)といった声がほとんどだったのです! 中には「私の性格をよく理解した上でのアドバイスは、やたらと説得力があった」(25歳/営業)といった意見も。産まれてからずっと娘の成長を見守ってきた父親だからこそ、職場の上司や先輩に相談したときとは一味違うアドバイスができるのでしょう。 よく考えると、何十年も仕事をし続けている父親は最も身近にいる社会人の大先輩。仕事に関する具体的なアドバイスをもらったり、働く父の姿を見て影響を受けたりという経験は、多かれ少なかれ誰もがあるのではないでしょうか? そこで今回は父の日を記念して働く女性に街頭インタビュー! 「仕事に関してお父さんから受けた影響やアドバイス」について教えてもらいました。 働く女性に街頭インタビュー 仕事についてお父さんから受けた影響やアドバイスを教えて! 笑子さん/銀行員 「広告代理店で営業の仕事をしながら、書道家としても活動していた父に言われたのは『誰にも真似できない自分だけのオリジナルを見つけるために、ひたすら練習をしなさい』ということ。実際に父は1カ月に1000枚もの半紙を使って書道の練習を重ね、数年前に大きな賞を受賞して日本一に輝きました。私も自分ならではのお客さまへの接し方を探すべく、試行錯誤を繰り返す毎日。これからも日々努力を続けていきたいと思います」 坊垣佳奈さん/取締役 「私が幼いころから仕事が大好きな父でした。まさに背中を見て育った私は、いつからか『私もこれくらい熱中できることを仕事にしたい』と思うように。そんな父から一番影響を受けたのは、社会人2年目で昇格したときに送ったメールへの返信。たった一言『この世に生まれてきたからには、この世に生まれてきた証を残せ』。父らしい返信と言葉の重みに、『人生で何ができるのか。その答えが見つかったときに実現できる自分になるために、また明日から頑張ろう』と思ったときの気持ちは、今でも鮮明に覚えています」 塩谷舞さん/広報・ディレクター 「社会人2年目のとき、大きなコンペに負けてしまったり、仲間に迷惑を掛けてしまったりと、自信を失くしていたことがあったんですが、父に相談をしたら『当たり前のことを真面目にやればいい』とアドバイスをもらいました。毎日のちょっとした挨拶、返事、書類の準備などが、おろそかになってしまっていたことに気付かされたし、小さな仕事の積み重ねを大切にしていかなければと改めて感じました」 衣里菜さん/貿易事務 「建築士として働く父は『利益を追求するのではなく、お客さんに喜んでもらえることをしたい』と、私が大学生のときに独立しました。お客さんの喜ぶ姿がモチベーションになっているみたいで、時には建てた家に合う家具をサービスで作ってあげちゃうことも。そんな父を見習って、私も一緒に仕事をする人たちが快適に働けるように、全力を尽くせる人になりたいです」 上村茜さん/ジュエリー販売員 「私は父から仕事に対する不満や愚痴を一度も聞いたことがありません。どんなに大変なときでも、『こんなに楽しくておまけにお給料までもらえちゃうなんて、幸せだなぁ』と、前向きなんです。そんな父はいつも私に『仕事、楽しい?』と聞いてきます。どんな時でも『楽しいよ!』と答えられるように、私も自分の選んだ仕事に誇りを持って前向きに頑張りたいと思っています」 齋藤みのりさん/採用人事 「30歳で脱サラしてスタジオマンになった父。撮影スタッフの動きから要求を察する背中を見て、『相手が何を求めているか』を表情や行動から感じる大切さを学びました。私も面接にいらした方が不安を感じていないか、リラックスできているかを感じ取り、対応するよう意識しています。また、『熱意や誠意は、表情や声色で伝わる。大切な用事をメールで済ますのはやめなさい』という父の教えから、大切な話はできるだけ電話や対面で丁寧に伝えるよう心掛けています」 長沢香緒里さん/キャビンアテンダント 「小さいころ、父はよく家族を海外旅行に連れて行ってくれました。その影響で『海外の文化をもっと知りたい!コミュニケーションを取れるようになりたい!』と思うように。大学生のときにはオーストラリアへ留学し、今はCAとして海外と日本を行き来しています。留学に踏み切れたのも、この仕事に着いたのも、幼いころに海外の文化に触れる機会を作ってくれた父のおかげ。固定概念にとらわれず柔軟な発想で仕事をしてきた父は『やりたいことをやりなさい』と、いつも私を応援してくれています」 太田智美さん/記者 「父は質屋をやっているのですが、阪神大震災のとき、連絡が取れない母親を心配した女性が『お母さんに会いに行くからお金を貸して』と、たくさんの品物を持ってお店に来たことがありました。1円にもならないような物ばかりでしたが、それでも父はまとまったお金を貸すことに。そんな父は『質屋の人』ではなく『太田さん』として、お客さんからも同業者の人からも親しまれる存在。私も『記者さん』ではなく『太田智美』として仕事をしていけたらと思っています」 松田明日香さん/PRプランナー 「私が小さいころ、仕事一筋だった父。ほとんど顔を合わせず過ごした時期もあるので、正直に言うと少し苦手な存在でした。でも自分自身も大きくなって、父親の仕事の大変さや仕事への真摯な姿勢が分かり、今では尊敬しています。つらいときでも諦めずに頑張れているのは、どんな時でも黙々と働く父の姿を見ていた影響だと思います」 森暁子さん/自営業 「私が小中学生のころ、朝早くから夜遅くまで仕事をしていた父。つい無理して根を詰めて働きがちな私に『無理するなよ』『体を壊すなよ』と声を掛けてくれます。数年前に私は独立しましたが、もうすぐ定年の父もまた『まだこれで終わる気はない』と宣言していて、何か自分で新しいことを始めるつもりのようです。仕事に対して一生懸命になれるところは父に似たのかもしれないですね」 西沢早苗さん/サービス付レンタルオフィスのマネジメント 「中学生のとき、寿司屋を営む父が夜遅くに店舗の床を雑巾で拭いていたことがありました。どうしてモップを使わないのか尋ねると『大人になれば分かるかもね』との返答。あれから15年が経ちましたが、お客さまにお貸しするオフィスの床の汚れを見たときに気付きました。一見非効率に見えた父の行為は、お客さまに快適な時間を過ごしてもらえるように『自らの手でお店を磨き上げる』という気持ちをこめた、仕事に対する責任感や愛情の表れ。私も愛情を持って、オフィスを管理していきたいと思うようになりました」   「アドバイスなんてもらったことあったかなー」と言いながらもステキなエピソードを教えてくれた人や、「うちの父はすごいんですよ」と誇らしげに“お父さん自慢”をしてくれた人、「お父さん大好きなんです!」と目を輝かせて語ってくれた人、などなど、ご協力いただいた皆さんからは「父親への愛」があふれていました。 6月15日は父の日。もしまだ何をするのか決めていないなら、たまには二人きりで食事に行って、社会人としての大先輩であるお父さんとじっくり仕事について語り合ってみてはいかがでしょうか? 【アンケート調査概要】 ●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート ●調査期間:2014年5月23日~28日 ●有効回答者数:268名 取材・文・撮影/天野夏海(編集部)

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