【食レポ】フランスの食卓でお馴染みの「シャルキュトリ」ってなに? 日本シャルキュトリ協会主催の食イベントに潜入してきたよ!

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みなさま、「シャルキュトリ」って知ってます? なんでも、古くはギリシャ時代から存在する「食肉加工品」のことで、燻製や塩漬け、乾燥など実にさまざまな製法が存在するそう。フランスでは家庭料理に欠かせないものらしいですが、日本での知名度はまだまだ。 5月31日、「シャルキュトリ」を広めるイベントが開催されるということで、記者も行ってきました。 ◆シャルキュトリ? ハムやソーセージと違うの?◆ シャルキュトリは「chair(肉)+cuite(火を入れる)」が語源といわれており、食肉加工品全般を指す言葉。つまり、ハムやソーセージはどちらも「シャルキュトリ」です。その原料には主に豚肉を使いますが、鴨やジビエ(野生動物の肉)を使用することもあり、加熱・非加熱・発酵・燻製など複数ある製法も合わせると、その種類は多岐に渡ります。 同イベントに参加していた在日フランス大使マセー氏は「シャルキュトリはフランスでは日常的に家庭で食べるもの。この味覚を日本人にももっと知ってほしい」と語ります。そして、このシャルキュトリを日本で広める活動をしているのが、同イベント主催の「日本シャルキュトリ協会」です。 ◆どんなイベントなの?◆ 2013年に発足した日本シャルキュトリ協会では、フランスの食文化を正しく紹介し、シャルキュトリを日本に浸透させるのが主な活動。今回記者が潜入したのは「ソワレ・シャルキュトリ」というシャルキュトリの普及イベントのひとつです。 会場のル・コルドン・ブルー代官山校では、ワインやパン、デザート……そして全国12の有名レストランで出されるシャルキュトリが用意されていました。参加者は女性の方が多めで、聞いて回ったところ、同協会の会員もいれば今回のイベントでシャルキュトリに興味を持ったという一般の方も。 ◆見た目にも華やかで味のパターンもさまざま!◆ 同協会顧問のクルーアン氏の「シャルキュトリのアートとしての美しさも見てほしい」という言葉どおり、「タテルヨシノ」や「リンデンバーム」など全12の有名レストランで実際に提供されているというシャルキュトリは、シンプルなものから華やかなものまで色とりどり! カシスや豆が入った珍しいテリーヌなんてのも、あまりお見かけしない1品。 先述のとおり、シャルキュトリとは食肉加工品の総称なので、会場にはソーセージ・ハム・サラミ・パテ・テリーヌなどが行儀良く並び、まるでお肉の祭典のようでした。それぞれの味と食感は同じ肉とは思えないほど異なり、ねっとりと濃厚なパテもあれば豚の顔周辺を使用した歯ごたえのあるハムもあり、シャルキュトリというものの奥の深さを感じました。  ◆まとめ◆ ベルサイユを表現したという会場は整列美と色彩美、そして新しい味に溢れており、べたべたの日本人である記者の脳内でかすかに文明開化の音が鳴ったのでした。 同協会では定期的にシャルキュトリに関する食イベントを開催していますので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょう。 取材協力:日本シャルキュトリ協会 公式サイト 取材・撮影・執筆=井上こん(c)Pouch

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