【前を向く】援助やボランティアではなく経済活動を通じての復興を……インテリアショップ「リビングハウス」が東北に進出することの意義

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東日本大震災から、早くも3年の月日が流れました。被災地の復興はいまだ途上ではあるものの、少しずつではありますが、人々も街も、元のすがたを取りもどしつつあります。 そんな中、大阪・堀江を本拠地とするハイセンス系インテリアショップ「リビングハウス」が6月4日、東北初の店舗となる期間限定ショップを宮城県仙台三越店にオープンさせるとのこと。 どこかのお店がどこかの街に進出する、なんて、ニュースにさえならないものです……ふつうは。けれど、この出店は、ショップ側と仙台の街の両サイドの抱く想いが重なったことから実現したのだそう。それは、あの大きなダメージを乗り越えようとする、やさしくも強い想いでした。 「ボランティアや義捐金ではない、経済活動を通じた復興のお手伝い」。リビングハウスが掲げた、この出店の背景です。 「東北は未知のエリア」として、長いあいだ出店を見送っていた同社。創業から70年を経た今でも、関西での知名度は高くとも、関東以東ではまだまだこれから。ブランドが浸透していない地域での商売は厳しいものがありました。 にもかかわらず、新規出店を実現させたきっかけは仙台三越による熱心なオファー……そして仙台在住の元同社スタッフの女性から聞いた、リアルな意見だったのだそうです。 仙台三越による熱心な誘致に応える……実現可能かどうかはともかく、せめて現場だけでも見ておかなければ。そのような思いを抱いて仙台へと足を運んだ、同社代表の北村さん。現地のことを色々聞いてみようと対面した元スタッフ女性、彼女のひと言に、彼は心を動かされます。 「絶対やってください! 震災にあわれた方で、今家具を探しているという方は増えつつあります。でも、仙台にはおしゃれなインテリアショップがすごく少ない。 だから絶対にリビングハウスみたいなお店が求められると思うんです」  また仙台三越によれば、震災から3年が経ったいま「ようやく新しい家を手に入れることができた」という人が増えてきているとのこと。 最初は期間限定ショップというかたちの出店であっても、様子を見て正式な出店を視野に入れている、と北村さん。ボランティアや援助活動だけではなく、きちんとしたビジネスが回るようになってこそ本当の復興だ、という想いを強くしたのだそうです。 素敵な家具があるってだけで、新しい生活への意欲も自ずとわくというもの。またきちんとしたモノを売る人がいて買う人がいる、という経済の正常な営みがあることも、とても大事なこと。これを機に、「旧」被災地での人々の活動がどんどん活発化していくよう、期待したいところです。 参考元:リビングハウス 執筆=田端あんじ (c)Pouch

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