キャビンアテンダントの制服が実は文化遺産!さて一体どこの国?

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華やかな色合いとエキゾチックなデザインが魅力の「Batik(バティック)」。東南アジア方面へ旅行をしたことのある人なら見たことがあるかもしれません。 なぜなら、ガルーダ・インドネシア航空にマレーシア航空や、シンガポール航空の客室乗務員の制服にこのバティックが採用されているからです。バティックはジャワ更紗とも呼ばれ、特殊な技法によって染め上げた布のことをいいます。 バティックは布面に蝋で模様を置くことにより、蝋を置いた部分と置いていない部分を染め分ける技法で染色した布です。 この技術は世界的に認められ芸術性にも非常に優れています。地域によって伝統の色や柄を継承しており、特にジャワ産のものが多く使われています。 特にインドネシアのバティックは、同様にバティック文化を持つシンガポールやマレーシアのそれとは技法が異なります。今回はインドネシアのバティックについて見ていきましょう。 どうしてバティックが無形文化遺産なの? 幸せをもたらす模様が描かれたバティック生地の抱っこひもに、葬儀用のバティック。冠婚葬祭やフォーマルな場面に欠かせないバティックは、親から子へと伝えられていくためインドネシアの人々の生活と密接しています。 また、「ろうけつ染め」という手法による染め方も特徴的。ろうけつ染めとは、模様部分にろうを塗りその部分に色が入らないようにしながら染めていく伝統的な染色法。どうやら伝統と特殊な技法に秘密が隠されていたようです。 ?Iryna Rasko / Shutterstock.com バティックはどんな場面で着用するの? 学校や職場など日常的に着用するものとフォーマルな場で使用するバティックは異なります。近頃は洋服に押され気味の傾向にあるようですが、インドネシアの若者にはバティックの模様を組み込んだシャツやスカーフなどが人気なのだとか。 バティックの模様 日本の桜をモチーフにしたバティック ??Flickr / Liz B. 模様はアラビア文字の書道からヨーロッパの花束、中国の不死鳥に日本の桜まで多岐に渡ります。模様を通して、ヨーロッパや日本からの植民時代に受けた影響などインドネシアに刻まれた歴史が伺えますね。また色やデザインには自然や歴史、自身が属するコミュニティや社会的地位といった深い意味が込められているのだそうですよ。地域によってもバティックの模様は異なるようです。 バティックの本場のジャワ島には大規模な「Pekalongan Batik Museum(バティック博物館)」があり、ジャワ島付近のバティックや日本を含む外国の影響を受けたデザインのものを多数展示しています。 また、インドネシアでは2009年10月2日にバティックが無形文化遺産に選ばれたことを記念し、10月2日を「バティックの日」と制定。それぞれが「バティック」の衣装に身を包んでこの日をお祝いするのだとか。たまたま居合わせたならぜひ参加してみたいです。

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