1000冊の本と眠る。銀座から歩いて10分の隠れ家ホステル ― 銀座「BookTeaBed GINZA」

「本」と「泊まる」を掛け合わせた宿泊施設

Book Tea Bed GINZA

「Book Tea Bed(ブックティーベッド)」は、「本」×「カフェ」×「泊まる」がテーマのおしゃれなホステル。読書もたのしめる宿泊施設です。ホステルで働いたこともある、旅行が趣味のわたしが、今日は銀座エリアからも歩ける「Book Tea Bed GINZA」(ブックティーベッド銀座店)を訪れました。

JR新橋駅に降り立ったのは、平日の午後6時過ぎ。すでに陽は落ちていて、駅周辺は会社帰りの人で混雑し始めていました。雑踏をかき分けて、新橋駅から歩いておよそ5分。銀座駅からも歩いて10分以内の場所にあります。1階は魚料理のお店がある雑居ビルへ向かいます。一見するとホステルが入っているようには見えません。

Book Tea Bed GINZA

エレベーターで5階に降りると、ぼんやりと照らされた茶色い木の扉。インターホンを押して鍵を開けてもらい、中に入ります。

Book Tea Bed GINZA

中に入ると本棚と二段ベッドが所狭しと並んでいます。都会のど真ん中にひっそりとある「隠れ家」のようで、ちょっとワクワクしてきました。

Book Tea Bed GINZA

漫画、写真集、小説など……プロが選んだ1000冊の本が読み放題

Book Tea Bed GINZA

「ざっと1000冊ぐらいの本があるんですよ」と、プレス担当の茂木新之介さんは話します。選書は、専門のブックコーディネーターに依頼したそう。海外からの観光客も多いため、日本の文化や食などについて書いてある本もあれば、誰もが手に取りやすい漫画、写真集、小説など多岐にわたるラインナップでした。

Book Tea Bed GINZA

Book Tea Bed GINZA

お客さんの層は、20~60代と幅広く、男女も半々、日本国籍と外国籍も半々なのだとか。訪れる理由は、観光目的の人もいれば、終電を逃した人、出張で来ている人などさまざま。午前11時半〜午後5時までのカフェタイムは2時間ワンドリンクで利用もできるので、コーヒーを飲みながら本を読むこともできます。

Book Tea Bed GINZA

「本」と「泊まる」の体験型ホステルは、日本各地に

茂木さん:「僕はもともと場づくりに興味があって。シェアハウスの運営をしていたのですが、こういった体験型のホステルも面白そうかなと思って始めました」

Book Tea Bed GINZA

Book Tea Bed GINZA

日本では「Book Tea Bed」の他にも、池袋や新宿など全国5店舗を展開している「BOOK AND BED TOKYO」、佐賀県にある築110年の古民家を改装した「泊まれる図書館 暁」、大阪市にあるホステル「わさび大阪Bed with Library」など、「本」と「宿泊」を掛け合わせた施設があります。茂木さんのお話を聞きながら、これからどんどん面白いホステルやホテルが出てくるのかなと思うと、ワクワクしました。

宿泊料金は3,980円~の3タイプ

Book Tea Bed GINZA

利用しやすい宿泊料金も、このホステルの特徴のひとつ。

本棚の直ぐ側にあるベッドはその名のとおり「HONDANA STYLE」と呼ばれ、一泊5,480円〜(※税込価格 ※土日祝前日またはシーズン中などは変動あり)。

Book Tea Bed GINZA

HONDANA STYLE

本棚が近くはないけれど、縦長でよりゆったり読書を楽しめる「STANDARD STYLE」は一泊4,980円〜(※税込価格 ※土日祝前日またはシーズン中などは変動あり)。
最後の「COMPACT STYLE」は「STANDARD」よりも一回り小さいお部屋で一泊3,980円〜(※税込価格 ※土日祝前日またはシーズン中などは変動あり)。

Book Tea Bed GINZA

(左)STANDARD STYLE(右)COMPACT STYLE

どのプランでもプライベートカーテン、 2つのハンガー、充電にうれしい2口の電源コンセント、 備え付けのブックライトと物置棚、セキュリティロッカーがついています。

ホステルの周り、新橋エリアには飲食店も充実

晩御飯を食べに新橋の街を歩きました。高架下の居酒屋や、ちょっと小洒落たバーなど、繁華街らしくたくさんのお店がひしめいています。読書の合間に、新しい街でお店を探して回るのも楽しそう。

Book Tea Bed GINZA

Book Tea Bed GINZA

Book Tea Bed GINZA

おしゃれなホステルで本とすごす、ゆっくりの時間

夕食をとって「Book Tea Bed GINZA」に戻ると、その静けさに癒されます。ベッドは全部で20床あって、ラウンジにはソファーや小さな椅子もあります。ほかのお客さんもそれぞれの居場所で、本を読んだり、横になったり。互いに干渉し合わない、優しくて静かな空間でした。

Book Tea Bed GINZA

シャワーやトイレ、洗面台もきれいで、おしゃれなアメニティーも販売されていたので、ただ宿泊するだけでも気持ちのよい空間です。

Book Tea Bed GINZA

Book Tea Bed GINZA

シャワーを浴びてから、何を読もうかと本棚を巡っていると、さくらももこさんのエッセイだけを集めた棚を発見。そういえば読んだことなかったなぁと思い、手に取ります。

Book Tea Bed GINZA

(C)MOMOKO SAKURA

自分のベッドで横になりながら、日常を切り取った彼女のエッセイを読みます。『たいのおかしら』(作:さくらももこ、出版:集英社)に書かれた「私もいつかいなくなる。あと五十年後かもしれないし、もっと早いかもしれない。」その一文に改めて心打たれながら、ページをめくります。

Book Tea Bed GINZA

……気がつけば、そのまま眠ってしまいました。
本を読みながら眠りについたのは、浪人時代の参考書以来かもしれません。

普段は買い物で訪れることの多い銀座の街。本と一緒にゆっくりすごせる、おしゃれな隠れ家を見つけました。寝る前は本を読むのではなく、ついついスマートフォンをいじりがち。たまには電源をオフにして、本の世界に浸る時間もいいですね。

Book Tea Bed GINZA

翌朝、誰かがかけたアラーム音で目が覚めました。時間は午前8時過ぎ。窓の外を見ると、すでに街は慌ただしく稼働を開始していました。JR、メトロ、少し歩けば大江戸線とアクセスのよい新橋だから、平日利用にもよさそうです。

今日も、仕事、がんばろう。そう思いながら、新橋の駅へ向かいました。

BookTeaBed GINZA

住所:東京都港区新橋1-9-1 新橋二光ビル5F
電話:03-6264-5307
Webサイト:
https://bookteabed.com/ja/ginza/

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