鎌倉のパン屋さんを巡って、haletto houseへ

haletto houseがある鎌倉市には、美味しいパン屋さんがたくさんあることをご存知ですか。「KIBIYAベーカリー」や「Bread Code by recette」、「鎌倉 利々庵」など……。有名店だけでもたくさんの名前が挙がります。
先日訪れた本屋さんで、鎌倉にあるパン屋さんを紹介した「かまくらパン」という本に出合いました。

どのページにも、それぞれのお店の思いやストーリーが綴られています。パン屋さんに感情移入して、だんだんパンが愛おしいものにすら感じてきました……。
そんなわけで「パン屋さんを巡って、haletto houseで食べる」という思いつきがうまれました。(haletto houseには、あのバルミューダ社のトースターを導入しています。さぞ美味しく焼けるだろうと期待してしまう)

4月のある日。「かまくらパン」を片手に、鎌倉駅に降り立ちました。めずらしく夏日のようなその日、陽射しは暑いけれど風は少し冷たくて気持ちがいい。編集長の三宅を連れて、まずは鎌倉駅東口の「CHICCHIRICHI(キッキリキ)」を目指します。

1.予期せぬ、美味しい出会い:鎌倉駅東口「CHICCHIRICHI」

駅を出てすぐ、大きな「丸七商店街」という看板の脇に延びる細い路地を進むと、そこにあるのが「CHICCHIRICHI(キッキリキ)」です。

ショーケースをのぞくと、こんがり焼けたパイが何種類も並んでいます。メニューに貼られたメモには「メアリーおばさんのアップルパイ」の文字。

「かまくらパン」にはパン屋さんとして紹介されていましたが、どうやらパンの商品は置いていないようです……。
店長の谷嶋さん:「2002年にパン屋さんとしてオープンしたんだけど、今はパイをメインに作っているんです」

ええっ。パンを目当てに訪れた今日の鎌倉。はじめからパンがないなんて……と思いつつ、やはりパイが気になります。さくさくのパイ皮をパリッと焼いて食べるなんて、なかなかいい。こじつけだけどいいよねと、1軒目はデザート目的にプランを修正しました。

パイに名前がついているメアリーおばさん、とは?
谷嶋さん:「母がアメリカにいたときお世話になった大学教授なんです。レシピを母が教わって、今は僕が受け継いでいるんですよ」
いわば、「アメリカのおばあちゃんの味」です。

谷嶋さん:「1番人気なのは、やっぱりアップルパイ。りんごのしっかりした食感が楽しめると思いますよ。甘酸っぱい感じが好きなら、レモンパイもいいですね」

商品をパイに絞った理由も聞いてみました。
谷嶋さん:「自分が一番自信を持って“美味しい”と思えるものに専念したいと思って。パイは、絶対に『美味しい』って、胸を張って言えるものだったからね」

差し出された袋にはメアリーおばさんの似顔絵が。太鼓判を押すような笑顔に、パイの美味しさを確信しつつお店を後にしました。
お店を出ると、袋を下げた買い物帰りの方とすれ違います。お肉屋さんやお花屋さん、小道具屋さんが並ぶこの丸七商店街には、地元の方々が長年通っているのでしょう。

さて、次に向かうのは江ノ電「由比ヶ浜駅」から徒歩3分の場所にある「たい焼き なみへい」です。

2.たい焼きやでパンを買う? 憩いのお店:由比ヶ浜駅「たい焼き なみへい」

今日はまだパンを買えていません。「たい焼きだけだったらどうしよう」なんて思いながら店内に入ると、鉄の焼き型で一匹ずつ丁寧にたい焼きを焼く男性が。そして店頭には、たい焼きと同じくらい、もしくはそれ以上のスペースでパンが並べられています。

念願のパン。ベーグルやあんぱん、コッペパンに焼きピロシキなどの多種多様なパンに加え、お祭りの屋台のような焼きそばも。なんとかき氷まで販売しているそうです。子どもの頃の思い出を詰め込んだようなラインナップに心が躍ります。

店長の濵田さん:「“みんなの駄菓子屋”を目指して、2010年にオープンしました。難しいこと抜きにして、大人も子供も毎日楽しめるお店にしたいと思って、たい焼き以外にも色々と用意しています」

鹿児島出身だという濵田さん。鎌倉が好きで、学生時代から「いつかこんな場所でお店を持ちたい」という思いを持っていたそうです。

濵田さん:「田舎出身だから、このくらいの雰囲気が丁度いいんだと思います。スローライフ・鎌倉って感じでしょうか」

お話を伺っている間も、ひっきりなしに地元の方が訪れます。懐かしい雰囲気の「なみへい」。住宅街の憩いの場になっている店内には、アンティーク調のカウンター席と、ちゃぶ台を置いた畳のお座敷スペースが用意されています。ところどころに飾られた古道具は、濱田さんがお店の雰囲気に合わせて購入しているそうです。

人気の「コッペパン」、お店の定番メニュー「焼きピロシキ」を購入しました。「もう少しここでゆっくりしたい……」そんな気持ちを抑え、次のお店へ向かいます。

最後に訪れたのは、江ノ電「極楽寺駅」。駅から歩いて1分ほどの「boulangerie bebe(ブーランジェリーべべ)」は、住宅街の真ん中にあるパン屋さんです。

3.住宅街で愛される、気軽なお店と美しいパン:極楽寺駅「boulangerie bebe」

一面ガラスの壁から店内をのぞくと、パンが棚にぴしっと並んでいるのが見えます。
お店の扉を開くとすぐにスタッフの方の「こんにちは」という声が。「毎朝こんな風に挨拶を交わして、パンを買えたら幸せだろうな」

店長の安藤さん:「あまり気取らないお店にしたかったんですよね。デパートの豪華なパン屋さんじゃなくて、普通につっかけでも入ってこれるような」

2010年にオープンしたというこちらのお店。店内のパンは、ひとつひとつの色や形がどれもはっとするほど美しいんです。人気は「角食パン」で、予約しないとなかなか買えないのだとか。

安藤さん:「最初に修行したパン屋さんが鎌倉で、それをきっかけにこっちに住むようになりました。ここは住宅街のど真ん中ですから、お店に来るのも9割くらいは地元の方ですよ」

お店には幅広い世代の方が通われているそう。なかには足のリハビリのために歩いて来る方もいるそうで、このお店がこの街の日常に溶け込んでいるのだと感じます。

「クロワッサン」と、スタッフの方におすすめされた「小倉バター」や「クリームホーン」を購入しました。ぺこぺこに空いたお腹を抱えながら、江ノ電で4駅。「腰越駅」のhaletto houseへ向かいます。

駅から海に向かう細い路地を進むと、「haletto house」の看板がついた真っ白な一軒家が見えてきます。いつ訪れても静かなこの場所には、通勤電車で行き帰りする日常とは切り離された時間が流れています。

トースターでパン(とパイ)を焼く、食べる。:haletto house

やっと、お楽しみの時間がやってきました。「最高の香りと食感を実現する感動のトースター」と謳われるバルミューダのトースター。これで、今日手に入れたパン(とパイ)を温めます。

美味しいにおいのする袋を持ち歩き、食べるのをずっと我慢していた今日。温め終了の音がするたびに、次からつぎへトースターに放り込んでいきます。

コッペパンにクロワッサン、小倉バター、アップルパイにレモンパイ……。大きいお皿に全部載せると、とても賑やかです。

バルミューダの「クロワッサンモード」でじっくり温めた「boulangerie bebe」のクロワッサン。表面はサクサク、ほおばると口の中はバターの風味でいっぱい。表面は軽い食感なのに中身はふわふわで、噛み締めると小麦の豊かな味わいが広がります。

三宅さん:「こんなに美味しいクロワッサン、はじめて……」

思わず、感動の溜息が。そのままでも美味しいクロワッサンの旨味がさらに引き出されています。
食欲に火がついたのか、あっという間にお皿は空っぽに。ああ、お腹いっぱいです。

「かまくらパン」が教えてくれた3つのお店。お店も、鎌倉に住む人びとの暮らしの一部として街に溶け込んでいます。
「“街のパン屋さん”がある場所で暮らす」。そんな視点で自分の街を歩いたら、新しい発見があるかもしれません。そんな暮らしに興味がわいたら、是非この本を片手に鎌倉の街を歩いてみてください。
もちろん最後はhaletto houseで、ゆっくりパンを食べることもお忘れなく。「暮らすように泊まる」ちいさなお宿をご用意しています。

かまくらパン

文:小出 美樹・井上 有紀
写真:港の人・斉藤有美
発行:港の人
URL:
http://www.minatonohito.jp/products/179_01.html

CHICCHIRICHI(キッキリキ

神奈川県鎌倉市小町1-3-4

アクセス:「鎌倉駅」東口より徒歩1分

TEL:0467-23-6602

営業時間:10:00頃-16:00頃(売切れ次第終了)

定休日:月・火曜

たい焼き なみへい

神奈川県鎌倉市長谷1-8-10

アクセス:江ノ電「由比ヶ浜駅」より徒歩3分

TEL:0467-24-7900

営業時間:10:00-18:00

定休日:月曜定休、火曜不定休

boulangerie bebe(ブーランジェリーべべ)

神奈川県鎌倉市極楽寺1-4-3

アクセス:江ノ電「極楽寺駅」より徒歩1分

TEL:0467-24-8595

営業時間:10:00~18:00

定休日:日曜、月曜日

【終了しました】Instagramキャンペーン「#わたしと街のパン屋さん」開催中

 

◆ついつい寄り道しちゃう”いきつけ”のパン屋さん

◆行ったことはないけどずっと気になっているパン屋さん

◆学生時代に通いつめた思い出のパン屋さん

など、あなたにとっての「街のパン屋さん」を教えてください。

 

▶応募方法について

1.Instagramでhalettoのアカウントをフォロー

2.あなたにとっての「街のパン屋さん」をInstagramで投稿下さい

3.そのパン屋さんのお気に入りパンの紹介や、お店にまつわる心に残るエピソードなどを一緒に添えてください

4.ハッシュタグ「#わたしの東京」「#わたしと街のパン屋さん」をつけてください

※2つハッシュタグがついていない場合、応募対象外となりますのでご注意ください。

※ご投稿いただいたお写真は、こちらのアカウントでリグラムさせていただく場合がございます。また、Webサイト「haletto」https://haletto.jp/)の記事内でも使用させていただく場合がございます。ご応募いただく際は、ご了承いただけますよう宜しくお願い致します。

 

応募期間:2018年3月9日(金)‐2018年4月30日(火)

当選者発表:Instagramでの発表及びダイレクトメッセージにてご連絡致します。