真夜中のパンください|わたしとパン! 第3話 池袋編

謎の百江さん。こだわりあるhalettoの編集部員です。そんな百江さんは池袋が大好き。特に夜の池袋がオススメとのことです。

百江さん:「都内で一番詳しい場所はどこかと聞かれれば、私は迷うことなく「池袋」と答えます。池袋にある大学に通っていた4年間は、大学近くでアルバイトをしていたこともあり、ほぼ毎日と言っていいほど池袋に入り浸っていました」

百江さんは、学生時代、特にスポーツをしていたわけでもないけれど、暇さえあれば、友人や先輩に誘われるまま、学校近くの喫茶店やラーメン屋などでお腹を満たし、1日5食を池袋で外食という日もあったそうです。

中華飯店にカレー屋、老舗の喫茶店、行列のできるやきとん屋から穴場の立ち飲み店まで私のイチオシグルメ店を問われれば、すぐに10店舗はリストアップできるほど。すごい!

大学卒業後も、会社帰りや休日には勝手知った池袋の街で、美味しいご飯とお酒を楽しみ仕事疲れを発散。気がつけば8年間、池袋と自宅を往復する日々を百江さんは送っています。

百江さんの思い出のパン屋、それは、「みつわベーカリー」です。池袋駅前の繁華街から離れた静かな住宅地にあるその店は、昭和10年の創業当時より、深夜営業を続けるパン屋さんです。平日は午前2時までオープンしているため、深夜の時間帯には飲み会帰りのサラリーマンや、キャバクラやスナックで働く女性の姿を店内で見かけることも。

池袋になくてはならないパン屋さん。住む人、訪れる人、働く人、あらゆる池袋人に親しまれるオープンな店です。

百江さん:「飲み会帰りに、『みつわベーカリー』へ立ち寄り、翌日の朝食パンを買うことにしてるの。暗い夜道、お店から漏れる蛍光灯の光と、お店の前に置かれたコックさん人形、そして夜でも充実した店内の商品が、帰り道の寂しさを和らげてくれます」

定番は「メープルナッツ(648円 )(2018年3月時点)」。メープルが織り込まれたパンの上に、砕いたナッツとシュガーがかけられた甘いパンは朝食にもおやつにも最適!

「みつわベーカリー」のような店主が声をかけてくれる顔馴染みの店が、いつもあり続けてくれるという安心感。今日もまた、百江さんは池袋へと向かいます。

写真:川瀬一絵
島根県出雲市出身。忘れっぽいことへの焦燥感から写真を撮り始め、些細な体感を収集するように撮影を続けている。
近所や訪れた先々で適当に散歩して道に迷うのが趣味。
http://yukaistudio.com/?cat=22

みつわベーカリー

住所:東京都豊島区池袋2-16-14

TEL:03-3971-5669

営業時間:平日 8:00-翌2:00、日曜・祝日 9:00-翌1:00

定休日:無休

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この特集について

わたしとパン! ― 2018年3月特集

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