halettoと本の“いい関係” ― 日本橋のブックフェア「本との土曜日」

「本」は、halettoにとって大切なキーワードのひとつ。
halettoでは、三鷹の無人本屋「BOOK ROAD」や、“本のにほいのしない本屋”「神楽坂モノガタリ」など、東京にある個性豊かな本屋さんを多く紹介。昨年は青山ブックセンターさんとコラボレーションし、ブックカバー企画も行いました。
定期的に配信しているコラムには、絵本カフェの店長による「おとなの絵本教室」や、神奈川県・三崎の出版社「アタシ社」選書の本を紹介する「アタシが選ぶ本と週末」といった、「本」をテーマにした連載があり、編集長の三宅は本好きが高じて、自身が読んだ本について紹介するInstagramアカウントを開設するほど。

そんな「本」を通して、halettoのことをもっと多くの人に知ってほしいという想いから、毎月第三土曜日に行われているブックフェア「本との土曜日」に参加することになりました。

本との土曜日

以前一度取材にも訪れているこのイベントは、「旅」「山」など、毎回異なるテーマに合わせた本を出店者が持ち寄り、直接来場者とコミュニケーションを取りながら販売するというユニークなもの。

本との土曜日

第10回目となる今回のテーマは「読むこと食べること」ということで、編集部では「食を通して街を知る本」や「食をきっかけにおでかけしたくなる本」を、ジャンルを問わず選書しました。

(編集部が撮影)

本の中には、編集部のメンバーがなぜその本をおすすめするのかを記した、halettoオリジナルの「しおり」を挟みました。一冊一冊内容が異なるしおりを丁寧に読み込んでくれるお客様たちの中には、三宅の「2017年読んだ本の中で一番良かった!」というコメントを読んで、購入を決めてくれた方も。

(編集部が撮影)

テーマは「食×街」。halettoが選んだ本はこちら

当日出品された本について、編集部の選書コメントとともにご紹介します。

東京ひとり歩き ぼくの東京地図。(著:岡本仁、出版:京阪神エルマガジン社)

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わたしの2017年読んで一番良かった本! まるでその場を見ているかのような情景を描く岡本さんの語り口が好きです。ここで紹介されている場所をなぞるように一人散歩するのもおすすめ。

最高の山ごはん~歩いて作って食べた話と料理~(著:ホシガラス山岳会、出版:パイインターナショナル)

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「山ごはん」に興味を持ち始めたとき、ふと目に入った素敵な装丁の一冊。綺麗な写真とともに、「エアー山ごはん」を楽しんでみてください。

山と食欲と私(作:信濃川日出雄、出版:新潮社、連載:くらげバンチ)

身体を動かすことがあんまり好きじゃないこの私が、この本を読んで、なんと、なんと、昨年、登山を2回もしてしまったのです! なんでかって? それは読んでみたらわかります。そういえばあんまりこの漫画が好きすぎてずっと山ごはんが好きだと職場で叫んでいたら、仕事で信濃川先生を取材させていただくことができました。とってもやさしくて面白い方でしたよ。

作者・信濃川先生への取材の様子はこちら

【scene 02 ― 爽快、東京ハイク】美味、山ごはんをつくろう!

「山ガールって呼ばないで」 そんなキャッチフレーズが印象的な漫画「山と食欲と私」(作:信濃川日出雄

2017-08-18 11:45

他にもこんな本を出品しました

散歩のとき何か食べたくなって(著:池波正太郎、出版:新潮社文庫)

とある古本屋で立ち読みして、ビビビっと来た本。普段は歴史小説を書かれている方のごはんに関する本なんて! 気になりませんか?

くいしんぼう(著:松浦弥太郎、出版:マガジンハウス)

東京の名店とっておき51軒。おいしい食べ物と、それにまつわるストーリーをつむいでいる一冊です。

47都道府県女ひとりで行ってみよう(著:益田ミリ、出版:幻冬舎文庫)

旅行中に立ち寄った新潟のカフェに置いてあって、なんだか無性に気になって、帰ってきてからすぐに買いにいってしまった本。いつかhalettoで四コマ漫画描いてくれないかな。

生まれた時からアルデンテ(著:平野紗季子、出版:平凡社)

このまえテレビに出ていた彼女を見て、ますます興味がわきました。久しぶりに読み返してみようかな。

キッチハイク!突撃!世界の朝ごはん(著:山本雅也、出版:集英社)

料理を「食べたい人」と「作る人」をつなぐWebサービス「キッチハイク」の社長のコラムを書籍化したもの。みんなでワイワイごはんを食べるのは想像以上に楽しいですよ。ぜひ行ってみてください。

いつかティファニーで朝食を(作:マキヒロチ、出版:新潮社、連載:くらげバンチ)

ドラマにもなっていたから、きっとご存知の方も多いのでは?ごはんはもちろんだけど、アラサー女子の心にグサグサ刺さる核となるエピソードも必見です。たまに大泣きして読んじゃったりして。紹介されているお店やグルメは、実在するお店ばかり。都内が中心なのでリストアップしておくと良いかも。

新宿駅最後の小さなお店ベルク(著:井野朋也、出版:ちくま文庫)

新宿駅のJR線と丸の内線の間にある小さなお店「ベルク」。きっと一度は見たことがある方がほとんどのはず。どんな思いでこの地でずっと人々を見守ってきたかをつづった本です。

たくさんの“出会い”が生まれる「本との土曜日」

当日、会場には多くの本好きの姿がありました。本を通じて初めて会う人と会話が生まれるのも「本との土曜日」の大きな魅力です。

本との土曜日

本との土曜日

出店している書店さんは、それぞれのお店の色に合わせた本を並べています。

蔵前にある「ごはんとくらし」をテーマにした出版社「アノニマ・スタジオ」さん

アノニマ・スタジオ

本と手紙がテーマの書店「ひより堂」さん

美味しいホットココアが心まで温めてくれる「アンド サタデー coffee」さん

ひより堂

魔法のようなスパイスの使い方を教えてくれる「篤家(あつや)」さん

アンドサタデーcoffee

様々な本の販売の他に屋台の飲食ブースもあり、会場はまるでお祭りのような雰囲気。
このほかにも、メルヘンな世界に誘ってくれる絵本を扱う書店さんや、オリジナルのチョコレートを販売するこだわりのお店など、実に個性的な店舗が集まる「本との土曜日」の会場。

本との土曜日

出店してみて気付いたのは、決して広くはないこの会場に、とても長い時間滞在するお客さんが多かったこと。出入口近くのhalettoのブースから見ていると、入場から退場までゆうに1時間は時間があいている方の姿もありました。
普段自分では手に取らないような本も、それぞれの店舗の方が自然なおしゃべりを通して提案してくれると、なんだかすごく面白そうに思えてくるのです。「新しい発見」を楽しみながらじっくり周っていると、あっという間に時間が過ぎてしまうのだと思います。

私たちが選んだ本も、買ってくれたお客さんにとって新しい発見のひとつとになれば嬉しいです。

写真:土田凌

「本を読む」ために、ちょっと遠出しませんか?

halettohouse

2017年10月、halettoは鎌倉・腰越の地に、「haletto house」というちいさな宿をオープンしました。江ノ電の中でも一際静かな腰越駅周辺は、いわゆる「観光地化」には無縁の、ノスタルジックな雰囲気漂う港町です。

そんな腰越駅から徒歩1分の場所にあるhaletto houseには、余計なものはありません。テレビも、パソコンも、時計すら用意していません。ここでは「何かしなければいけない」ということはなく、自分の心の声に従って最も心地良い過ごし方を選んでほしいという想いがあるからです。

本が好きな人にとっては、「本を読むため」というのも立派な旅の動機になると思います。是非、「ゆっくり本と向き合う」ことを目的にこの場所へ訪れてみませんか。都会の喧騒から離れた静かなこの空間は、その本の世界に思いっきり入り込んで時間を過ごすのにぴったりです。

最近haletto houseに新たに設置した本棚には、編集部が選んだ「この場所で読んでほしい本」を置いています。波の音を聴きながら、あらゆることに想いを馳せてみると、また新たな考えも生まれるはず。少し行き詰ったときは、そんな「自分のための時間」を作りに、腰越に訪れてみてはいかがでしょうか。

【定期開催】本との土曜日

※記事は2018年3月時点のものです。2018年5月に日本橋から横浜日ノ出町へ移転しました。

 

開催日時:ほぼ毎月・第3土曜日 11:00-16:00
開催場所:Tinys Yokohama Hinodecho(神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166先)
入場料:無料
Webサイト:http://hontonodoyobi.com/

※2018年9月時点、次回開催は未定。開催情報は公式サイトをかならず確認ください。

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