【scene 04 ― そこへ、東京トランジット】知らない街を知る ― 鎌倉に寄り道、波音を聴くhouse

江ノ電水平

11月下旬、編集部の粋な計らいで鎌倉市腰越にある民家に1泊することになりました。「腰越」と聞いてピンとこなかった私はすぐに検索して場所を確認。地図を開くと江ノ電江ノ島駅のすぐ隣であることを知り、まだ知らない街はたくさんあるなぁ、としみじみ。折角だから、歴史がありそうな腰越の街を探検することにしました。

うみ」

腰越からは大分遠いですが初日は北鎌倉からスタート。なぜ北鎌倉かというと、とある知人によれば、「鎌倉よりさらに穴場スポットがたくさんあるんだよ」と言われたことがきっかけでした。「穴場」という言葉に女子は弱いのです。朝も早くお腹も空いていたので、まずは腹ごしらえにランチをすることに。

訪れたのは「狸穴 café」さん。風情がある古民家で、二階建ての店内は広々としています。オススメの席は2階の窓際。お部屋から見える景色はちょうど紅葉で心が和みました。

ツリー

頂いたのは、アイスコーヒーとビーフシチュー。野菜は大きめで食べ応えがあり、お肉はトロットロで冷えた体が温まりました。

配膳

お昼を食べ終えたら、最初の目的地である「浄智寺」へ。入口は少し坂、そして森に囲まれた山門に圧巻です。山門をくぐり、しばらく山道が続くのですがその景色は絶景。

こもれび

「浄智寺」は鎌倉五山第四位の禅寺で、鎌倉時代中期に活躍した北条時宗の弟である北条宗政を弔うために創建しました。 中国式鐘楼門という珍しい様式の山門を潜り境内に入ると萱葺きで建てられた貴重な民家を見ることができます。

お寺2

古民家

浄智寺を堪能したあとは、鎌倉五山第一位の「建長寺」へ。この辺りでは代表的な観光地なので平日に訪れたわりにたくさんの人で賑わっていました。展望台から眺める景色も秋を感じさせてくれて、ますます絶景に惚れ惚れします。

お寺

境内

もり

しかし、建長寺をまともに登っていたら想像以上にクタクタに。腰越のhouseについたら、少し昼寝をしようと思いながら、バスでも軽くうたた寝をしてしまいました。バス、そして江ノ電に揺られて約20分。ついにお楽しみのhouseへ。

えきほーむ

江ノ電水平

えのでん

腰越駅から徒歩1分という立地の良さに感動したものの、やっぱり初めて降り立つ街はわからないことばかり。駅前を少し歩くと突然住宅街が現れますが、隙間に小さなお店や喫茶店があるのは東京ではあまりない感覚です。フラフラと少しだけ迷って無事到着しました。キッチン以外のお部屋は全て畳で、落ち着くのは自分も日本人ということなんだなぁ、と改めて実感。

げんかん

たたみ

ふとん

歩き疲れた体を休めようとベッドで横になると、ふと眠ってしまいました。しばらくたって何か聴こえてきました。波音です。腰越に来てからまだ海を見ていませんが、海が近いのを感じました。

気が付けば、もう16時を過ぎていたので、海を見に少しお散歩へ。冬の海は少しセンチメンタルな気持ちにさせます。でも、ぼやーっとした眠い頭を潮風でシャキッとさせて、また民家へと帰ることに。海へ向かう時は少し日はあったものの、帰り道は真っ暗。お店も閉店時間が早いようで、基本的にシャッターが下りています。信号を待っていると、当然のように路面電車が道を横切ります。感動する気持ちと同時に、フラっとよろけて電車に巻き込まれてしまわないか心配にもなりました。

houseに着くと、雨が降りだしたせいか少し肌寒い。ベッドの中で丸まって、少し読書をしました。都内にいるとゆっくり読書をする時間もないので、とても心が穏やかになります。食が細い私はお昼のビーフシチューがまだ胃に残っている気がして空腹にもならず、持参していたお菓子を食べてその日は寝てしまいました。おやすみなさい。

うのしま2

江ノ電

朝、障子越しの光で目をさましました。天気予報では雨でしたが、カラッとした秋晴れです。我ながら晴れ女かもしれない、と少し嬉しい気持ちになりました。いろいろ身支度をしたあと、お腹が空いたので腰越でランチをすることに。向かったのは「おでん」の文字が気になる「波平」さんです。

浪平

室内

おでん

メニューを見るとおでん定食、しらす3色丼と魅力的なものばかりでかなり悩みましたが、「カレーもあるよ」という一言でチキンカレーに決定。オススメに弱いのもまた女子特有の悩みかもしれません。カレーの味はもう絶品! コクがあって、一口食べるとまたすぐに食べたくなる中毒性はくせになりそうです。

食べながらお店の大将とお話していると、生しらすが美味しいということで、特別に食べさせていただきました。お店で作ったジェノベーゼも本当に美味しくて、私はご飯が美味しいお店を察知するのが特技かも、とまた自画自賛です。

かれー

おでん

江ノ電に乗って、鎌倉へ戻ります。鎌倉駅には14時到着。今日は「報国寺」を尋ねようと決めていたので、駅からは京浜急行バスで出発です。「報国寺」といえば、竹林です。そして竹林のマイナスイオンを浴びながら美味しい抹茶が飲めるなんて、贅沢すぎやしませんか。実際、竹の背丈が想像以上に高く、それは凛とした気持ちになります。

竹林

松

おめあての抹茶をいただきます。きめ細やかな泡が綺麗に立っていて、これぞ直伝の技なんだなと関心してしまいました。抹茶を飲みながらふと視線を反らすと竹林が目に入ります。立派に生えているのもこの環境があってのことなんだろうなとしみじみ。

竹

茶菓子

茶

鎌倉は、目に映る全ての景色が絵になるような、そんな街です。そして、腰越で過ごしたあの部屋も、しっかりと私の心に刻まれたような気がします。なぜか、目を閉じると脳内でタイムスリップできるような気がするんです。波の音と寝たあの部屋に。

うみ」

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おお1

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haletto house 001 KOSHIGOE

鎌倉市腰越に、halettoがちいさな宿をはじめました。いつもと違うけど、いつもと同じ、まだ知らない日々を感じてください。街に泊まる宿、halettoの【house】です。神奈川県鎌倉市腰越2-12-9
Webサイト:
https://haletto.jp/stay/001/
Instagram:
https://www.instagram.com/haletto_house001/

狸穴(マミアナ) café

神奈川県鎌倉市山ノ内403
TEL:0467-33-4866
営業時間:11:30-17:00
定休日:なし

浄智寺

神奈川県鎌倉市山ノ内1402
TEL:0467-22-3943
営業時間:9:00-16:30
http://www.kcn-net.org/kokenchiku/jochiji/jochiji.html

建長寺

神奈川県鎌倉市山ノ内8
TEL:0467-22-0981
営業時間:8:30-16:30
http://www.kenchoji.com/

鎌倉おでん 波平

神奈川県鎌倉市腰越3-2-14
TEL:0467-66-1431
営業時間:平日 11:30-15:00  17:00-21:00
(L.O20:30) 土日祝 11:30-21:00 (L.O20:30)
定休日:水曜日

報国寺

神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
TEL:0467-22-0762
営業時間:9:00-16:00
休業:12月29日-1月3日
http://www.houkokuji.or.jp/

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この特集について

そこへ、東京トランジット

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