魅惑、水草と熱帯魚の世界 — 新宿「アクアフォレスト」

新宿サブナード3丁目。アーケードの最も奥まった場所に、「アクアフォレスト新宿店」はあります。ここは、小型美魚と水草の専門店。アクアリウムのイベントやコンテストでの受賞歴を多数もつ、実力店で、メダカやグッピーといった国内外の小型の美しい熱帯魚や珍しい水草が置かれています。

店内に足を踏み入れると、さまざまな魚たちが泳ぐディスプレイ水槽が目に飛び込んできました。その数は、20ほどはあるでしょうか。また、そのほとんどが、水草や流木などで美しくレイアウトされています。

アクアフォレスト水槽レイアウト

泳いでいる魚たちは、どれも小指にも満たないほどの小型サイズで、淡い赤やブルーの体色を持つ魚や長い尾ひれを揺らしながら優雅に泳ぐ魚、ユニークな模様で全身を覆われた魚など、個性あふれる魚たち。一匹ずつ眺めながら歩くと、だんだんと湖の中にいるかのような不思議な気分になり、楽しくてつい時間を忘れてしまいます。

アクアフォレストの熱帯魚

「アクアフォレスト新宿店」の店長・八田崇歩さんが、お店について教えてくれました。

八田さん:「『アクアフォレスト』は、熱帯魚だけでなく水草にもこだわりを持っているお店です。優しい赤色が特徴の『ルドウィジアsp.スーパーレッド』やカイワレダイコンのような姿形をした『グロッソスティグマ』をはじめとする水草を、常時200種類以上置いています」

アクアフォレストの水草

また、『アクアフォレスト』のコンセプトは、「部屋の中に、自分の好きな“風景”を描く」というもの。

八田さん:「アクアリウムは、園芸のようなもの。手をかけた分だけ魚も水草も元気になりますし、やがて繁殖などもするようになります。絵を徐々に完成させていくようなイメージで、水槽の魚たちや水草を育て、思い描いた通りの“風景”を完成させていただきたいですね」

アクアリウム

部屋の一角に、まるで熱帯雨林のように美しい水槽を置けば、それだけで部屋全体の印象が一変するはず。また、部屋の中に自然物があることで、いつでも“癒し”を感じられそうです。けれども、魚たちや水草は生き物。生き物を飼うことに対しては、ハードルの高さを感じます。

八田さん:「魚や水草を飼うことは、決して難しいことではありません。水槽内が魚が住める環境に整うまでは1〜2週間ほどかかりますが、その後の手入れは、基本的に1週間に一度くらいのペースでOKです」

手入れとは、ガラスについた苔をブラシでこすり取ったり、水槽の中の水を3分の1ほど入れ替えたりするだけのこと。忙しい人でも、十分にこなせる作業量です。また、アクアリウムは「お金のかかる趣味」というイメージがありますが、ビギナー向けのセットも手ごろな価格で手に入るのだとか。

ここで、八田さんがオススメな生き物の一つを紹介してくれました。それは、体が半分透き通った、小指の先ほどの小さなエビ。部分的に赤や青色に染まった体色も、とてもきれいです。よく見ると、ひげや手足を細かく動かしながら、エサを食べているのがわかります。

小さなエビ

八田さん:「細い手足を一生懸命に動かしながら移動したり、エサを食べている姿にきゅんとする方が、女性を中心に多くいらっしゃるようです。“なんだか健気で可愛い”といった声が多く聞かれます」

また、ミッキーマウスプティという魚も女性を中心に大人気。なんとこの魚、尾ひれ部分にミッキーマウスのようなキュートな模様がついています。繁殖力も強いため、段階的に個体数が増えていくことが期待できます。

ミッキーマウスプティ

植物の光合成や魚たちの繁殖といった自然界の事象は、知識として知ってはいるものの、実際に目の当たりにする機会はあまりありません。自分のすぐそばに小さな自然界を置いて、そしてその頻繁を目にすることができるというのは、とてもワクワクすることだと思いました。

アクアフォレストの熱帯魚2

八田さん:「現代は、コンピューター時代。そのため、さまざまな場面で合理性やスピードが求められると思います。その反面、アクアリウムの世界はそれらとはほぼ無縁です。現代生活を送る中で、つい見過ごしがちなことを教えてくれるのがアクアリウム。たくさんの方に、アクアリウムの世界に触れ、そしてその魅力を知っていただきたいと思います」

吸い込まれそうです。

アクアフォレスト外観

 

アクアフォレスト新宿店

東京都新宿区歌舞伎町1丁目新宿サブナード3丁目
TEL:03-5367-0765
営業時間:10:00-21:00
無休
http://aquaforest.tokyo/

ライター

千葉県生まれ。食べ歩きとお酒、島巡りが好きです。ワインと日本酒の奥深さに感動し最近スクールに足を運んだりするようになりました。