【scene 03 ― 爽快、東京ハイク】山に行こう、なに着よう? 「THE NORTH FACE」

最近、山が無性に気になります。自室の本棚には登山やハイキング関係の本や雑誌が増え始め、友達を誘って東京の高尾山や茨城県の筑波山、埼玉県では天覧山から多峯主山へのハイキングにもチャレンジしました。

筑波山、遠景

どれも初心者向けの低山登山だからと、街歩き用のスニーカーやランニングシューズで登ってしまい、足場が悪い場所では苦労した思い出も。低い山でも苔がついた岩場や朝露に濡れた階段は、思いの外滑るので危ないんです。今後はもっと高い山にも挑戦したいので、そろそろ山装備を買い揃えようかと検討中です。

やっぱり登山靴はマストだろうと思いつつ、どんなものを選んだら良いのか不安もあったので、アウトドアブランド「THE NORTH FACE」で、三宅編集長とともにアドバイスをもらいました。

訪ねたのは渋谷区神宮前にある「THE NORTH FACE 3」の永妻祐佳さん。登山歴は7年で、普段からランニングなどで体を鍛え、月に1回は山登りをすると言います。

永妻さん:「初心者の方でも揃えておきたいのは登山靴、リュック、レインウェアの3点です」

登山靴はくるぶしまでしっかりカバーしてくれる「ハイカット」、くるぶしの脇くらいまでの高さの「ミドルカット」、スニーカーのような「ローカット」の三種類。どれも靴底が固くねじれに強いので、岩場などでも安定して歩けます。

永妻さん:「最初の一足を購入する際、どれにしようかと迷ってしまう方が多いです。迷った時は『荷物の量で靴を選ぶ』と良いですよ。ハイカットは足首周りを固定してくれるので捻挫の予防にはなりますが、その分重さも増しますし、歩き慣れていない人にとってはかえってストレスになってしまう可能性もあります。日帰り登山や山小屋泊なら、ローカットやミドルカットで十分対応できますよ。テント泊もするのであれば、荷物も多くなりますし、ハイカットをオススメします。どんな登山をしたいかで決めてみてください」

ミドルカットの靴を手にとってみると、思っていたよりも軽く、450グラム程度。これなら長時間歩いても負担にならなさそうです。

永妻さん:「普段履いている靴の一個上のサイズを選ぶのをオススメします。長時間歩いているとむくんできますし、少しでも当たっている部分があると靴擦れしたり、痛みが出てきてしまって登山中のストレスになりかねません」

試着した三宅も「軽い、歩きやすい!」と満足。続いてリュックの説明をしてもらいました。

永妻さん:「登山用リュックと町歩き用リュックの大きな違いは、ヒップハーネスが付いていることと、背中に密着する部分にトランポリンと呼ばれる構造があることですね」

登山用のリュックはヒップハーネスをすることで、体にフィットしてブレないので歩きやすいとのこと。さらにトランポリン部分のおかげで、背中とリュックの布地が密着しないため、長時間歩いていても汗蒸れの心配もないようです。

登山用リュックのサイズは20リットルから大きいもので65リットルまで幅広く、どの季節にどんな登山をするかで変わってきます。夏なら30リットルのサイズで山小屋泊の荷物も納まりますが、冬になると防寒具などでかさばるため山小屋泊をするなら40リットルサイズがオススメ。テント泊なら55から65リットルの大きなものが適しています。

登山用リュックはサイズが大きくなればなるほど、縦に長くなっていきます。これは歩いている時に腕に当たって邪魔にならないよう、歩きやすさを重視した形なんだとか。登山は「いかにストレスなく登れるか」が大切で、靴や荷物選びは重要なポイントです。

「まずは低山登山から」とのことを考えて、三宅編集長は30リットルのリュックを選びました。日帰りなら20リットルサイズがコンパクトですが、荷物が多くなることも想定したら30リットルがちょいど良いサイズ感。

最後はレインウェア。山の天気は変わりやすいのでレインウェアは必需品と言う永妻さん。

永妻さん:「山は100メートル標高が上がるごとに気温が0.6度下がります。真夏でも山頂付近は肌寒く、汗が冷えてくると体温を奪っていくため体力を消耗してしまいます。レインウェアは雨天時以外にも防寒着として使えるので登山をするなら必ず持っていってくださいね」

防風、防水のゴアテックス素材は耐久性があり、長持ちするのでオススメとのことです。レインウェア以外にも登山時の服装選びのポイントとして、重さがあり、汗冷えしやすい綿素材はNG。速乾性に優れた化学繊維のものが適しているそうです。

特にインナーウェアは、綿素材のものを着ていってしまうと、着用中汗を含んだインナーウェアが肌の表面に密着して体温調整しにくくなり、冷えの原因に。登山時の服装はインナーは「速乾性」、レインウェアは「防水性と保温性」を重視するといいそうです。

永妻さん:「山登りのアイテムは値段にも幅があります。迷ったらお店の人にメリットとデメリットを聞いて決めるといいですよ」

約一時間半、たくさんアドバイスをしてもらい、今後ゲットしたいアイテムの目星をつけました。「ワクワクしちゃうね、三宅さん!」と振り返ると、そこにはフル装備を身につけて満足げな笑顔の三宅の姿がありました。

登山前の不安解消には形から入るのも良さそうです。

水分は1リットル以上の量を多めに持っていく、行動食はこまめに補給できる好みのものを用意する、など登山時のアドバイスももらい、気分は早くも山へと向かいます。「靴は登山前に平地で履いて、足を慣らしておいてくださいね」と永妻さんが笑顔で見送ってくれました。

THE NORTH FACE 3(march)

東京都渋谷区神宮前6-10-8 NAビル
TEL:03-6418-4921
営業時間:11:00-20:00 ※不定休

紹介商品

■シューズ
品名:W CRESTON MID GORE-TEX
価格:18,000円+税

■リュック
品名:CAELUS 35
容量:30リットル
価格:24,000円+税

■レインウェア
品名:CLOUD JACKET
価格:27,000円+税

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この特集について

爽快、東京ハイク

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