フルーツたっぷりのアイスキャンディーを持って 千駄ヶ谷で「mikaned」

2020のオリンピックに向けて風景が変わっていく街、千駄ヶ谷で出会ったアイスキャンディー「mikaned」。この、暑い日差しの下で食べたい爽やかな棒アイスは、鹿児島などの生産者から届いたフルーツで作る魅力的な味わいです。アイスキャンディーを持って、この街を散歩しませんか。

学生時代、フルーツ好きが高じて、ある老舗フルーツパーラーでアルバイトをしていたことがあります。産地を厳選したフルーツはそのままでも十分美味しかったのですが、そこから作られるフルーツ菓子は美味しいうえに見た目も可愛くて気分が上がり大ファンに。あれから何年か経った今も、季節ごとのフルーツが活かされたお菓子には目がありません。

「GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODS」は、国内外の産地にこだわりのある商品が並ぶセレクトショップです。ここのアイスキャンディー「mikaned」は、フルーツの色や形がそのまま生かされている、ちょっと懐かしくて可愛らしい棒アイスです。

お店がある千駄ヶ谷は、海外から進出した雑貨店や変わった服屋さんなどこだわりの店が集まる場所。アイスキャンディーが恋しくなるような夏の日差しのもと街を散策しながら向かうことにしました。

千駄ヶ谷の道

千駄ヶ谷は原宿駅から歩いて15分くらいと駅から少し離れているため、これまで足を延ばすことはありませんでした。最近は近くに副都心線北参道駅ができたことでアクセスも良くなり、この界隈は「ダガヤサンドウ」と呼ばれ注目を集めています。

北参道駅を出て坂を上り、千駄ヶ谷三丁目の信号を渡って、目の前の細い道に入ります。そこから道なりにカーブしながら直進すると本日の目的地に到着です。

mikaned外観

店内は、牛乳や卵、野菜などの生鮮食品や、カリフォルニアのジャムなどが棚を飾ります。普段スーパーでは見かけない海外からの輸入品やおしゃれな商品ばかり。お店の運営会社・ランドスケーププロダクツの社員が出張先などで見つけた美味しいものを、ここで販売しているそうです。人と人の縁から、生産者の顔を見てつながった商品たちには安心感があります。

mikanedの商品棚

mikaned店内

社長の出身地・鹿児島や、四国の柑橘系フルーツを使ったアイスを作りたい、ということで、お菓子研究家の福田里香さん協力のもと、開発されたのが棒アイスの「mikaned」です。

mikanedのアイスキャンディー

フレーバーの種類は、ミカンやオレンジといった柑橘類にハーブなどを加えたものが多く、中にはパクチーとライムの限定フレーバーもありました。グラデーションさせたり、二色に分かれていたり、色遊びのような見た目の可愛さも魅力です。所々に果肉が見え隠れしているのも、生産者から届く旬の果物の組み合わせも、フルーツ好きとしては見逃せません。

mikanedのアイスキャンディー2

新しいフレーバーを検討するときには、福田さんと、ミカンドの商品開発を担当している木村ゆいさんで体が冷えきるまで何本もサンプルのアイスを試食するそうです。木村さんは、生産者から送られてきたフルーツの種をとったり、皮をむいたり手間をかけてミカンドの材料の下ごしらえをして、鹿児島の氷工場へ送っています。生産者の想いのこもったフルーツの味を引き立てるために、情熱をもって作っているんだなと感じました。

今回はお店の前のデッキスペースにあるベンチで、気になる3本を頂きました。

まずは、全体がオレンジ色の「たんかん&タイム」は、さっぱりとしていて、あっという間に食べ終わってしまいます。たんかんとは、九州でよく育てられている柑橘類です。甘すぎずすっぱすぎず、肉厚で食べ応えがあります。

続いてクリーム色の中にオレンジが浮き出した「ブラッドオレンジと鹿児島の小ミカンのミルクバー」。ブラッドオレンジのしっかりした果汁と、まろやかなミルクバーの正反対の味わいが二度おいしかったな。小ミカンをそのまま入れると、種が入ってしまうため、ジャムのように加工してミルクの部分に混ぜ込むことにしたそうです。口触りもなめらかでした。

mikanedのアイスキャンディー3

最後は左右で赤とオレンジに分かれた「シトラスベリー&カモミールティー」。定番の商品ということで、見た目もキュートです。日差しに掲げるとおひさまが感じられる、元気なカラーです。大粒のベリーは存在感が強く、ミントがスーッと口の中をさわやかにしてくれます。

どれもベースの柑橘系のフルーツがさわやかな酸味と甘みをアクセントにしていて、ハーブとの組み合わせが個性をプラスします。はじめはそんなに食べられないかと思ったけれど、夏の暑さも手伝ってか、数分で3本を完食。私の手元には3本のアイスの棒のみが残りました。

運営するランドスケーププロダクツには、「風景を作り出す」という想いがあるそう。このアイスキャンディーは、柑橘系のフルーツが実る自然豊かな農地の風景につながっているように感じます。

長時間の持ち歩きのできない「mikaned」はお店前のベンチで食べるか、歩きながら食べるかの選択肢になります。お店の近くには、渋谷区図書館や、鳩森八幡神社などお散歩スポットもあり、街歩きのおともとしてもよさそうです。

家具や小さなアパレルショップを眺めながらアイスを食べれば、この場所が記憶に残る千駄ヶ谷の風景になるでしょう。手間暇かけて作られたアイスを通して、遠く離れた生産者の想いまで、千駄ヶ谷に運ばれている気がします。

mikanedの店員さん

GOOD NEIGHBORS’ FINE FOODS

東京都渋谷区千駄ヶ谷3-3-14#101
アクセス:北参道駅より徒歩5分
時間:12:00-18:00
定休日:不定休
https://finefoods.stores.jp/

ライター

東京都生まれ。休日は近場の町探検へでかけます。気になった喫茶店にふらっと入り一息つくのが至福の時。出かけた先でお土産におやつを買うのが楽しみ。

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