“クリエイティビティー”を刺激するブックカフェ【BOOK LAB TOKYO】

渋谷に“大人の隠れ家”を発見。

渋谷・道玄坂のほぼ中間地点に位置するブックカフェ【BOOK LAB TOKYO】。
外観は決して目立つものではなく、うっかり通り過ぎてしまいそう。そんな穴場感のあるこの【BOOK LAB TOKYO】は、「つくる人を応援する」というコンセプトが話題となり様々なメディアで特集され注目を集めるスポットなんです。

「クラウドファウンディング」によって生まれたブックカフェ

自ら考案した製品やサービスの開発を実現するため、Webサイトなどを通じて資金を調達する手法「クラウドファウンディング」。クリエイターや起業家などがこの手法を使って作品制作やイベントを実現させる例が、多く見受けられるようになってきました。

例えば、大ヒットを記録したアニメ映画「この世界の片隅に」や、キングコング西野氏による個展『えんとつ町のプペル展』も、この「クラウドファウンディング」によって実現されたもの。

ひと昔前までは、資金や元手がなかったりクリエイターが無名だったりすると、そのアイディアも才能も埋もれてしまいがちでした。

しかし、「クラウドファウンディング」が登場したことをきっかけに、“作り手側”の想いや、作品やイベントのコンセプトが多くの人々に支持されれば、資金がなくとも作品制作やイベントが実施できるように。

コンセプトは「つくる人を応援する」

今回訪れた渋谷のブックカフェ【BOOK LAB TOKYO】も、「クラウドファウンディング」を通じて生まれたもの。そこには、どのような想いが込められているのでしょうか。
【BOOK LAB TOKYO】の店長をつとめる木村昇祐さんにを伺いました。

【BOOK LAB TOKYO】を立ち上げたきっかけは?

【BOOK LAB TOKYO】の母体となる「株式会社Labit」は、アプリの開発などを行うベンチャー企業。同じようにIT関連のベンチャー企業に勤める方たちや、クリエイターに対して新しい場所や機会を提供できればと考え、このブックカフェを立ち上げられたそうです。

 
「つくる人(クリエイター)を応援する」というコンセプト通り、カフェ内に置かれている書籍は、ITやwebプログラミング、デザインに関するものが大半を占めます。
「ベンチャー企業やクリエイターが多くいる渋谷という土地柄を活かし、本やカフェを通して場所として“クリエイティブなコミュニティ”を作っていきたい」と木村さんはお話しされていました。

どのような人たちが、どんな目的で訪れるの?また、置かれている書籍は?

【BOOK LAB TOKYO】のおもなユーザーは、一般的に「ノマドワーカー」と呼ばれる、“場所や時間に縛られずに働く人たち”。皆さんコーヒーを飲みながらパソコンで仕事をしたり、複数人で打ち合わせをして過ごしているそうです。また、その多くがITやデザイン関係の仕事に就いている人たちなのだとか。

選定された書籍や、大きくてゆったりとしたソファに香ばしいコーヒーの香り、そして落ち着いたBGMはユーザーの7割がリピーターとなるほどの“居心地の良い空間”を生み出しています。

そして驚くのが30~40代のお客様が多いこと。渋谷というと若い人の街というイメージが強い中、大人が落ち着いて過ごせるような空間がここにありました。

こだわりのポイントは?

【BOOK LAB TOKYO】は、代官山の有名コーヒーショップ「私立珈琲小学校」のプロデュースを受けています。

開店に先だち、【BOOK LAB TOKYO】のスタッフさんたちは、豆の仕入先やコーヒーの淹れ方などをレクチャーしてもらったそうです。また、木村さんご自身も、飲食店に10年以上勤務した経験のある“ベテラン”。そのため、【BOOK LAB TOKYO】のコーヒーは、ほかのブックカフェでは見られないほどのハイクオリティを誇るのだとか。

 

また「本を2,000円以上購入すると、コーヒーが1杯無料」となるのも嬉しいサービス。欲しい実用書だけを購入するのではなく、文庫本や雑誌を一緒に買いコーヒーと共に一休みしていきませんか?というメッセージの価格設定なのだとか。

本屋さんには珍しい、見通しの良い空間

店内を見わたすと、空間を分割するような背の高い書棚や柱は見当たりません。さらには、一角には特注と思われる大きなステレオが。

「実はこのブックカフェでは、アーティストによるライブやパーティーといったイベントも定期的に行なっているんです。イベントスペースとしても利用できるよう、音や視界を遮ってしまう書棚や柱は作りませんでした」とのこと。ステレオから流れるBGMは店内に心地よく響き、“良質な音”として耳に届きます。【BOOK LAB TOKYO】は、音楽が好きな人にもたまらない空間とも言えるでしょう。

ブックカフェではなく、“クリエイティブなコミュニティ”

最後に、今後の展望について木村さんはこのように語ってくれました。

「イベントの場ではクリエイター同士の出会いがあり、そこから新たなアイディアや作品が生まれることもあります。今後もさまざまなイベントを開催するなどし、このお店を、“クリエイティブなコミュニティ”として育てていきたいです」

“クリエイティビティー”を刺激する場所

若者の街・渋谷にありつつも、【BOOK LAB TOKYO】では、その喧騒はほとんど感じられません。端的に表現するならば、まさに“大人の隠れ家”。ここを訪れれば、誰もがゆったりとした時間の流れを楽しむことができるでしょう。

その反面、【BOOK LAB TOKYO】は人々のクリエイティビティーを発揮させる要素も多く備えています。定期的に行われるイベントはもちろんのこと、日々アップデートされる書籍やドリンク、盛んにディスカッションが交わされるシーンなどは、訪れた人に大きな刺激を与えてくれるはず。

考えが煮詰まってしまった人や、新たなアイディアを生み出したい人は、【BOOK LAB TOKYO】を訪れてみてはどうでしょう。“ひらめき”につながるきっかけが、ここには多く隠されているはずです。

BOOK LAB TOKYO

住所/渋谷道玄坂2-10-7 新大宗ビル1号館 2F
営業時間/8:00~23:00(ラストオーダー22:30)
定休日/なし
ライター

千葉県生まれ。食べ歩きとお酒、島巡りが好きです。ワインと日本酒の奥深さに感動し最近スクールに足を運んだりするようになりました。

この記事が気に入ったらhalettoにいいね!
記事やイベントの最新情報を受けとろう

友だちのはなし

おすすめ記事

カテゴリ―新着記事